自身又は家族が今はまだ健康だけど,判断能力が衰えた後の財産管理や監護について不安がある方,今のうちから自分や家族の財産の管理方法や監護方法について準備する制度として任意後見制度があります。本稿では任意後見制度の内容,手続やメリット,デメリットについて説明します。
遺産相続
遺産相続では、遺産分割協議・調停・審判、遺留分減殺請求、遺言書の書き方などについて弁護士が法律上の観点から解説しています。
遺言書を見つけた人必見!遺言書検認の手続・費用・手続期間
被相続人が亡くなった場合,遺産相続をするには具体的にどのような手続が必要なのでしょうか。今回は,まず第一歩として遺言書がある場合にどのような手続をとらなければいけないのか,準備が必要なもの,費用等について解説します。
遺産分割協議の進め方と遺産分割協議書の作成方法・サンプル文例
相続が発生した際、亡くなった方(被相続人)が遺言を残していて、そこに誰が、どの遺産を、どれくらい相続するのかが記載されていれば、原則としてそのとおりに遺産が分けられることになります。では、遺言がなかったり、一部の遺産について遺言に漏れがあったりした場合には、どうすればよいのでしょうか。
このような場合に遺産をどのように分けるかについて、相続人間の話合いにより解決をする手段を「遺産分割協議」といいますが、本稿では、その進め方や、遺産分割協議書の作成方法を、具体例を交えて解説します。
相続放棄の注意点、借金を相続しないために知っておきたい相続放棄のすべて
親が多額の借金を抱えて亡くなった場合、子供はその借金を返済しなければならないのでしょうか。親の借金は子供が返すのが当然、と考えている人もいますが、法律上は、子供が返済義務を負うのが“当然”とされているわけではなく、親の借金を相続した場合に限り返済義務を負うとされています。つまり、相続をしなければ、返済しなくてもよいということです。では、相続をしないためにはどうすればよいのでしょうか。本稿では、「相続放棄」という手続について詳しく解説します。
公正証書遺言の作り方〜費用(手数料)や必要書類を徹底解説!
公正証書遺言が推奨される理由を確認し、公正証書遺言の作り方として、必要書類や費用(手数料)、作成までの流れを解説します。
遺言書の種類は3つ!遺言書の書き方をサンプル文例とともに解説
遺産相続で生じるトラブルの原因の多くは、遺言の形式や内容に不備があったり、そもそも遺言書自体がなかったりするなど、適切な遺言書が作成されていないことにあります。そこで、本稿では、形式的にも内容的にも問題のない遺言書を作成するためにはどうすればよいのか、遺言書作成にあたり知っておきたい知識をまとめました。遺言書がないと、どのような不都合が生じるのかという観点から、遺言書を作成する必要性についても解説しますので、合わせてご確認ください。
遺留分減殺請求の流れと手続きにかかる費用
遺留分を取り戻すために必要な遺留分減殺請求の手続きについて、知っておきたい知識について詳しく解説します。
遺産分割を弁護士に相談する3つメリットと弁護士の選び方のポイント
遺産分割の手続きは、相続に関する難しい法律の知識が必要となるため相続人だけで処理するのは容易ではありません。また、弁護士に相談したいとなっても、インターネット上には膨大な数の弁護士の情報があり、候補を絞り込むだけでも大変な作業となります。そこで、専門家である弁護士に相談するとどのようなメリットがあるのか、遺産分割を相談すべき弁護士の探し方・選び方について解説します。
遺産分割にかかる費用を詳細解説!気になる弁護士費用はいくら?
遺産を相続すると、相続税がどれくらいかかるのか、高額となる場合には、どのように納税資金を確保するかという点が心配になりますが、相続に伴う出費は税金だけではありません。遺産分割を行う場合には、相続人間の意見の対立の度合いや、相続財産の内容等の事情にもよりますが、予想以上にお金がかかることが少なくありません。そこで、遺産分割にはどれくらいの費用がかかるのかについて、ある程度見通しが立てられるようにしたいところです。
遺留分とは何か?遺留分減殺請求の時効と効果
全ての遺産を他の相続人や第三者に譲渡する旨の遺言があった場合等、期待していた相続分がなくなってしまうというケースがあります。このようなケースでは、法律上,遺留分という権利が認められている人(以下「遺留分権利者」といいます)であれば,遺留分減殺請求という制度により、ある程度の遺産を確保することができます。泣き寝入りすることなく、遺留分に相当する取り分を取り戻すために、以下、遺留分減殺請求をするために知っておきたいポイントを解説します。